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ここだ。
2人のいるスタジオは。

重厚な扉。
中の様子はわからない。

ドアノブに手をかけ、ゆっくりと押し開く。
開けた瞬間、聞き覚えのある曲が耳に流れ込んできた。

電話の向こうで聞いた、あの曲だ。
スタジオの中に足を踏み入れる。




そこには、向かい合って胸の辺りで指と指を絡める二人がいた     










     【僕らの、/04-3. チャンミンside】











左右に分かれた二人は同じ動きで軽やかなステップを披露すると、彼がユノに手を伸ばす。
ユノが美しい仕草でその手を取り、引き寄せられるままにその腕の中へ。

彼はユノの耳元で囁くように歌いながら、後ろから抱き締める。
そして回された腕が、ユノの胸から腹部まで遠慮なく這い、さらに下に伸びる。

その前にユノが手を取った。

そして、その手を口元に運ぶと、甲に唇を押し当て    


そう、これは男女の絡みのシーン。
振付けだろう。
女性ダンサーの動きを徹底しているユノの完璧なダンスを見ればわかる。


けれど、ミンジュンの方は本当に演技なのだろうか。
彼の瞳からは、ユノに向けた恋慕だと勘違いしてしまうそうなほどの、とてつもない熱を感じた。
それがビジュアルと相まって、思わず唾を飲んでしまうような艶を放つ。




文句なく美しかった。




    ユノは、こんな彼を見て、何を思うのだろう。









「チャンミン! 早かったのな」

ユノの声で我に返る。
いつの間にか音楽は止まっていた。

首にかけたタオルで滴る汗をぬぐいながら、ユノがこちらに歩み寄る。
しかし、それより早く彼が駆け寄ってきた。


「ソロでデビュー予定のミンジュンです。よろしくお願いします」


90度に頭を下げる。
その背中を、追いついたユノがポンとたたいた。
顔を上げたミンジュンがユノを振り返る。
ユノはばっちりだというように、目を細めて優しく笑った。


よくある光景。
分け隔て無く皆に優しいユノ。面倒見も良い。
キラキラの笑顔を振りまくもんだから、周囲が自然と笑顔で溢れる。
憧れを抱かない後輩はいないだろう。



思考ははっきりしているのに、なんだか、現実ではないみたいだ。
何と表現したらいいかわかならいけど、リアルすぎる夢のような感覚。








「チャンミン?」


ユノが僕の名前を呼ぶ。

挨拶を返さない僕を不審に思ってのことだろう。
ユノを見た。


どうした?
瞳が、問いかける。




    そんなこと、僕にもわからない。




ユノから目を反らしてミンジュンに顔を向ける。
アイドルらしい完璧な笑顔を作れている自信はあった。

「東方神起のチャンミンです。こちらこそよろしくお願いします」

いつものように挨拶をする。
ミンジュンは一瞬息を飲んだようだったけれど、艶やかさを保った笑顔を、僕に返した。








しばらく目が合う。
しかし、どちらも反らさない。


そこに見え隠れするのは、



敵対心。
嫉妬心。
そして、独占欲。



僕がミンジュンから感じたように、彼も僕からそれらを感じたのだろう。


わずかながら、雰囲気に険が加わった。





僕は反射的にユノに腕を伸ばし、こちら側に引き寄せる。





    僕のもの。その隣を譲る気はない。





強く思った。








続く


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早く二人に平穏な幸せが訪れますように。
って、乱しているのは私自身だけどな!(爆)
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YUKA

Author:YUKA
ある日突然、ユノに恋をしました。
気付けば、チャンミンに構って欲しいユノと、ユノの側にいてくれるチャンミンの図に、萌えまくっていました。腐り具合は、きっとこれから進行してゆくのでしょう。

東方神起ありがとう!

「東方神起 RISE AS GOD」
「東方神起 LIVE TOUR 2015 WITH」




素敵な画像をお借りしました。
ありがとうございます。
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