上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
tare.gif 【タレソカ学園高校/15.】







「勉強に飽きちゃいましたか?」

こんにゃく状態のユノの真似をして、机にぺったりくっついてみると
ひんやりした机がなかなか気持ちよかった。

そして、目の前にはユノの顔。

意志の強さを表しているような凛々しい眉。
彫刻みたいに絶妙な美しさを保った鼻筋。
誰もが羨むシャープな輪郭。
ふんわりすべすべ滑らかな頬。
肉厚で触れたら柔らかい唇。

どれもこれも、繊細で上品に見える。
欲目だとしても、臆面なく言ってしまえば……
ユノを構成するすべてのパーツが大好きだ。







「おーい、聞いてる?」
「…ええ、もちろんです」

思考がヒョンバカな方向にトリップしていた。
何の話をしてたっけ?

「……で、勉強に飽きちゃいましたか」
「で、じゃねぇよ。…やっぱ聞いてないんじゃん」

ひよこみたいに尖った口をパクパクさせて言う。
不満で尖っているのか、体勢のせいか。

「そうですね。すみません。もう一回言ってください」
「やーだ」
「ならいいいです」
「ええっ!?諦めるの早っ!」
「言いたいのなら聞いてあげますよ」
「別に言いたいわけじゃないけどぉー…」
「けどぉー、何ですか」


むくれているらしい顔を見つめながら、不意に、なんでコレが可愛いなんて思うんだろうって
数え切れないくらい自問自答した疑問が、今日もまた顔を出す。


「…人の顔、無遠慮に見すぎだから、って言ったの」
「僕は勉強に飽きたのか聞いたはずですけど…」
「だーかーらー、そんなに見られてたら勉強にしゅーちゅできない!」
「…いつ集中してました?」
「ずっと」
「エアースタディで?」
「そうそう」


良くわからないけれど…自慢気だ。


……言うまでもないけれど、芸能界には見た目のいい奴が腐るほどいる。
でも感想としては、綺麗だな、カッコイイな、それだけ。
たとえ表情や仕草、話し方や雰囲気、笑顔に心が揺さぶられても、視界から消えたら、もう、何も残らない。

なのに、ユノのに対する自分といえば…脳内に残る残像だけで、気づけばニヤケていて、
慌てて表情管理に走らざるを得なくなるレベルってゆう……。

しかも、今、目の前にある顔は、たしかにそれぞれのパーツで見ればキレイだけど、
総合的に見たら、アイドルらしからぬ変な顔、真っ最中。

かつ、こう言わざるを得ない現状。


「……アホですね」

ため息がこぼれる。

「お、…お前、俺を先輩だと思ってないだろ…」
「いえいえ、そんなまさか。ねぇ、先輩♪」
「ぶりっこしたってカワ…カワイくないカラっ!」

がばっと身体を起こして、ビシッと僕を指差したユノの、片方のほっぺが赤くなっている。
そうなんだよ。そーゆーところ。

頬杖をついて、顔を半分隠す。

「可愛いのはヒョンだけでいいですよ」
「え?」
「可愛いのはヒョンだけでいいですよ」
「いや、全然大事じゃねぇから。二回言わなくていいし」
「可愛いのはヒョ…」
「あーっ!も、わかったって。…お前、マジでそんなこと思ってるわけ?」
「ええ。本気と書いてマジと読む、とか言わせたいんですか?」

ユノの頬がピクリとする。
笑いそうになったのを我慢しているらしい。
誤魔化すように、両方のほっぺを膨らませた。

「もー、見んな、こっち見んな」
「見られ慣れてるでしょ」
「そうゆう問題じゃねぇし」
「じゃぁ、どうゆう問題ですか」
「…あ、穴があく」
「それは困りましたね」

僕がそう言うと、ユノはほっぺを引っ込めて、なんともいえない微妙そうな顔をした。

「……ほんとに困ってんの?」
「もちろんです」
「じゃぁ、せめて困った顔しろよ」
「できてませんか」
「微塵もできてねぇよ。どこも困ってないし!」
「ほらこれ」

自分の眉間を指差す。

「これ~?」
「俗に言う困り眉ってやつです」
「こまりまゆぅ~?」

なにそれ~な反応。

「ユノヒョンは僕を困らせても気づかないから、縁がないですかね」
「それって悪口だろ」
「いえいえ、褒め言葉です」

ユノの顔がふにゃっと崩れたかと思えば、手のひらを額に当てて、あーはーはーと笑った。
図書館に響いた楽しそうな声。

でもすぐに、しまったとばかりに両手で口元を覆った。
身を屈めてキョロキョロと周りを見渡す。


しん。


相変わらず静かな図書館。

「…だ、だいじょーぶ。バレてないな」

周囲を確認してから、ほっとした様子で口元から手を離した。





いやいやいやいや、100%ユノの声だってバレてるから。
ってゆうか、むしろ迷惑でも何でもなくて、ある意味、賛美歌レベルで心が洗われるという
ありがたい影響しかないから。


心の中でツッコミながら、かくいう僕もその影響を受けているわけで。
頬杖で顔を隠す作業、絶賛継続中。








続く..

↓ランキング参加中です。楽しんで頂けましたらポチっと。励みになります!!
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村


次の話とあまりに雰囲気が違ってしまったので、いったん切ってみました。
ただふざけている二人の話ですからねw

次回からはお話も進みます…?←本日のツアー当落発表にかかっている!!
スポンサーサイト
コメント

だいすきです!

はじめまして。読み始めたら止まらなくて朝でした。休みでよかったです(笑)
描かれてる二人がすごく可愛くてニヤニヤしちゃいました。これからも更新楽しみにしています!

オスマン | 2014.10.07(Tue) 08:46:00 | URL | EDIT

ありがとうございます。

オスマン さん

はじめまして!読破ですか!?…しかも朝まで?
いやー、おつかれさまです…わたしもときどき、修正も兼ねて最初から最後まで読むのですが、なかなかの量ですよねw でも楽しんで読んでいただけたようで何よりでした♪
ニヤニヤしていただけるように、更新もがんばります♪個人的にはラブイチャしてほしいんだけどなーっ

YUKA | 2014.10.10(Fri) 06:47:16 | URL | EDIT
コメントを投稿する
 
 
 
 
 
 
 
 
トラックバック

プロフィール

YUKA

Author:YUKA
ある日突然、ユノに恋をしました。
気付けば、チャンミンに構って欲しいユノと、ユノの側にいてくれるチャンミンの図に、萌えまくっていました。腐り具合は、きっとこれから進行してゆくのでしょう。

東方神起ありがとう!

「東方神起 RISE AS GOD」
「東方神起 LIVE TOUR 2015 WITH」




素敵な画像をお借りしました。
ありがとうございます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。