2人で踏み出した第一歩。
これからもずっと隣を歩んでゆく。

進化を続けながら。








     【僕らの、/02-2.】








「あ~、…チャンミンがはしゃぐから、のぼせちゃったじゃん」


さっきまで、広い浴槽につかって、ジャグジーと戯れていたくせに、急にそんなことを言い出す。


「子供じゃないんだから、のぼせる前に言ってくださいよ!」


僕はとりあえずユノに浴槽から出るよう促しながら、急いでバスタオルを取りにいく。
壁に掛けてあったふかふかのガウンを羽織り、ユノの分は腕にかける。
浴室に戻ると、ユノは浴槽の縁に腰をかけて、濡れた前髪を中央に集めていた。


「何してるんですか」
「ベジータ」
「……………あほですね」
「チャンミンひどーい」


そう言ってぷっくり頬を膨らませて見せるユノに、苦笑がこぼれる。


「すみません、心の声が口に出てしまいました」


軽口を返しながらも、ユノの腕を取って立たせ、ガウンを羽織らせ、タオルでユノから滴る滴をぬぐい、
それから、浴室を出て、スリッパを履かせ、一番近いベッドの端に座らせ、濡れた髪を拭く。
そんな献身的な僕の姿がおかしかったのか、笑いがこらえられなくなったらしいユノが、頬に貯めていた空気を噴き出した。


「チャンミナ~、なんか今日は優しいね」
「いつも優しいです」
「うん、まぁ、そうなんだけど……あ。」
「?」






「…ヒョン?」

ユノが何かに気付いたような声を発したあと。
何も言わず僕の腹あたりを真っすぐ見つめているからどうしたのかと思い、
タオルの下に隠れている顔を覗き込もうとした。
だが、僕が行動を起こす前に、ユノの顔が上がる。




ここからは、まるでスローモーションのように見えた。




ベッドについていたユノの手が伸びてきて僕の胸に触れると、感触を確かめるように手のひらで撫でる。

そしてゆっくりと下に向かう。

引締まった腹部まで辿り着くと、人差し指で割れた腹筋を、筋に沿ってなぞった。



「………ふむ」


ユノの満足気な頷きで僕は我に返る。


「!!…ッ」


後ろの壁にぶつかりそうな勢いで下がる。
それから、開けたままにしていたガウンの前を、もたつきながら閉めた。

顔が、顔が熱い。



「なんですかっ!」
「ん~、いや、イイ体が目の前にあったから、触っとこう的な?」

まるで、なんかわかんないけど触っとけば御利益あるかな~ってゆうレベルの言い草だ。


変な緊張で張っていた肩から、どっと力が抜けた。
まったくこの人は……。


「相手が僕じゃなかったら、セクハラって言われますからね」
「ふぅん。それはマズいよな~。でもチャンミンにならいいんだ?」
「そうです。だから気を付けてください」
「ん、わかった」


どこか嬉しそうに、こくりこくりと素直に頷くユノ。

今日は動揺しっぱなしだ。ぜんぶユノのせい。
だから、しっかり釘を刺しておくための発言であったのだが、動揺しすぎていたせいか、
ユノが素直に頷いた理由に、気付きもしなかった。






唐突に、ユノがポンと手を打った。


「チャンミン! それ、いいかも!」


凄い発見をした子供のように、ぱっと目を輝かせ、一人で納得し始める。
一体何の話だ。
流れが急すぎてついていけない僕。
けれど、ユノから「聞いて!聞いて!」というオーラを感じるので、しぶしぶ問う。


「…それって、なんですか」
「それだよ、わかんない?」
「わかんないから聞いてます」
「そんなじゃ探偵になれないよ」

ガッカリした様子でそんなことを言う。

「なりませんから」
「じゃぁ、ちょっとだけヒントな」
「いや、なりませんって」

……カメラのない場所でも、会話のキャッチボールをしてほしい。


「ガウンだよ」
「ガウン?」
「そう、ガウン」

僕の羽織っているガウンのことだろうか。
とりあえず下を向いて自分の姿を眺めてみる。

どこかおかしい?いや、普通だった。





「セクシーだ。それ」


「………は?」
ガウンという商品が、だろうか。
それとも、僕のことを指して言っているのだろうか。



「ジャケットの胸をバーンと深く開けて…そうだな、ボタン一つくらい残しとくか。
 で、パンツを浅くして腹も見せて…、そう、首周りはふかふかをつけたい。
 あと、白…いや、黒でもいいな!
 チャンミンのそのキレてる肉体美ってゆうの?見せていこうか」



ゆったりとした優しい話し方をするユノにはめずらしく、まくしたてるように言う。


「ヒョン、何の話をしているんですか」
「も~、俺ってばめっちゃ頭いい~♪」
「ヒョンってば」
「明日、スタッフに相談してみよ♪」
「……。」


答えないわけですね。
一人でご機嫌なユノは、僕が履かせていたスリッパを両足ともぽいぽいと抜き捨てて、そのままベットに突っ伏した。


「履物はそろえてくださいって言ってるでしょう?」


その様子に思わず小言を漏らすが、今になって、のぼせたと言っていたユノの言葉を思い出す。
急に心配になり、ベッドに寄って、傍に腰掛ける。

ベッドが軋むとユノがこっちに顔を向けた。


「すみませんでした。ヒョン、大丈夫ですか?」


何に対しての謝罪なのか、自分でもよくわからない。




それから、大丈夫じゃないかもと言うユノにスポーツドリンクを飲ませ、
腕がだるくて上がらないというユノの髪をドライヤーで丁寧に乾かし、
朝起きれないかもしれないというユノに自分が先に起きるから大丈夫だと約束し、



そして、今日は一緒に寝たいというユノの隣で、僕は寝ることになった。





end..
↓ランキング参加中です。よろしければポチっと。励みになります!!


にほんブログ村

私、チャンミンの胸元ぱっくりあいてる衣装、好きなんです!←KYHD時期かな?
きっとこんな流れで生まれたんじゃないかと妄想しているわけですね(笑)

恐ろしくセクシーよ!鍛えられてるキレキレの身体を見せすぎない程度に大胆に見せているあたり。
激しくイイです。

しかもユノとのお風呂に動揺すらないチャミ様。
なるほど、お風呂ごときは当たり前なのですね!?
そして、僕の体は貴方のモノ宣言まで!!(笑)

うっかりチャンミンが受けになりそうです。むむ。
スポンサーサイト
コメント
コメントを投稿する
 
 
 
 
 
 
 
 
トラックバック

プロフィール

YUKA

Author:YUKA
ある日突然、ユノに恋をしました。
気付けば、チャンミンに構って欲しいユノと、ユノの側にいてくれるチャンミンの図に、萌えまくっていました。腐り具合は、きっとこれから進行してゆくのでしょう。

東方神起ありがとう!

「東方神起 RISE AS GOD」
「東方神起 LIVE TOUR 2015 WITH」




素敵な画像をお借りしました。
ありがとうございます。