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「答えてください」

「……」

「僕が今、何を考えているか分かっているなら、答えてください」

「……わかるよ。わかるけど…」

「…許してくれますか?」

「チャンミン……」


真っ暗だった部屋がぼうっと明るくなる。
雲から月が出たらしい。


僕の意図を図りかねている、そんなユノの顔が見えた。














     【僕らの、/09-3.】













「どうやって僕をあしらおうか、考えてます?」

首筋に唇を落としてから、柔らかい耳たぶに口付けて囁く。
くすぐったそうに肩をすくめると、ユノは少し笑った。

「…なかなか鋭いな」
「僕だってユノヒョンの考えてることくらい分かりますよ」

でも、本当は分からなかった。
嫌なら殴ってでも止めさせるだろうユノが、僕の好きなようにさせている。
その理由が。

僕が正気に戻るのを待っているのか。
それとも、ちゅーがくせいレベルのスキンシップで終わると思っているのか。

ユノがそう考えているのなら甘い。
僕は、案外即物的な人間だったみたいだ。




はじめてしまった時から、


ユノに触れたい。

もっと触れたい。

知らないところも。

全部、全部。



あんなに色々なことを考えて、ぐるぐるしていたのに…



今はただ、それだけを考えていた。







顎のラインを辿るように唇を這わせながら、右手をシャツの裾からすべりこませる。

その瞬間、驚いた瞳が僕に向いた。
やっぱりキス程度で止まると思っていたらしい。
何にせよ、今、無粋な言葉なんて聞きたくない。

「お前…、」
「しー、…黙ってください」

ユノの唇を人差し指で制する。

まるで初対面の人間を見るかのような顔で見つめられて
笑ってしまった。

そのまま指先で唇を撫でながら、ゆっくり顔を近づけた。

「…んっ…」

唇を重ねる。
下唇を噛んで、舐めて、吸って、
ユノの吐息の合間に舌を探りに行く。
一瞬触れただけで逃げてしまったけれど、追いかけた。

腹部から上に向かって侵略中の手が伝える感触に、女の子みたいな柔らかさはない。
しっかりと筋肉がついた逞しい…男が憧れる体だ。
でも、指先で辿ると微かに震えるのも、手に吸いつくような肌も
僕を煽るのに十分すぎるほどに、いやらしい。



「はぁ…」


ちゅぷ、と音を立てて唇を離すと、ユノの唇は濡れていて、
僕がそうしたのだと思ったら…

妙に興奮してしまった。


「ねぇ、ヒョン…ばんざいして?」


シャツを胸元までたくし上げながら、首を右に傾ける。
もう一回だけちゅっと唇を吸って、お願いした。






そしたら、
妙に落ち着いた声で


「チャンミン…俺、男なんだけど」


当たり前のことを言われた。

僕をあしらいたいが為のひと言だとしたら、効果はてきめん。
ユノに触れて、気持ちが高ぶっているのは僕だけだと言われたような気がして…
胸がチクリと痛んだ。


「…知ってますよ」


僕にキスされて、触れられて、…何も感じていないのだろうか。
僕がしていることは、ユノのどこにも響かないのだろうか。
そんな不安が苛立ちに変わる。


「だからなんですか」


気持ちがそのまま声に出た。
でもユノの身体が硬くなったのに気がついて、すぐに後悔する。
ごめんなさいとばかりにシャツから手を離してユノの頬に触れた。

ユノはその手に自分の手を重ねて、僕を見上げる。


「さっき、言ってただろ?」
「何をですか?」
「…同性はあり得ないって…」


瞳が揺れた。


「…なのに、お前…俺相手に…できるわけ?」


目線が僕から反れる。


…もしかして、僕がそう言ったことを気にしていた?
ユノに対しても同姓だからありえないって。

だから自分が「男」であることと僕の行動との相違に、困惑しての言葉だったのだろうか。

だとしたら勘違いもいいとこだ。
ふだん無駄に鋭いくせに、たまに鈍感を発揮する。


「確かに性別は問題ですよね」


僕だって、ユノのことが好きって気づく前はそうだった。
同姓で好きだなんて、おかしいって。

でも、


「好きな人にできないわけないでしょう?」


そんなことも分からないのかとばかりの呆れ口調で呟いたけれど
さらりと口から飛び出した告白に、一人で動揺してしまう。

僕にとって…そんなに軽い言葉ではなかったはずなのに。



そうだ。

今日の僕はおかしい。さもなくば、やっぱり夢に違いない。


今だって、倫理とかスキャンダルとかこの先のこととか
どうなろうと、どうにかなると思ってしまっている。

けれど、これが夢でも現実でも、ユノの答えを聞くほどの勇気は持っていなかった。


「チャンミ…」


だから僕はユノの顔を見ずに
ただ、唇を押し付けて開きかけたユノの口を塞ぐ。

そしたら両手が僕の首に回ってきて、ぎゅっと引き寄せられた。



返してもらえるキスは、…やっぱり、気持ちよかった。











たっぷり吸った唇を離してから首に回された腕を解くと
そのまま頭の上にもっていく。

再びシャツに手をかけて脱がせようとしたけれど、
ユノに両手を掴まれた。

っと思ったら、そのままユノが体を起こすから、僕も上体を起こすはめになる。
ユノの膝の上に、跨っている状態だ。

僕の両手を開放すると、ユノはパジャマに手をかけた。
誰のって、僕の。
一番下のボタンから、プチ、プチ、と外してゆく。

僕はといえば、さっきと比べて…豹変とも言えるユノの態度に驚いていた。


「ちょ、ヒョン…?」


ユノを呼ぶ僕の声に反応してか顔がこちらに向くけれど
驚いている僕を見て、ユノは片方の口角をくいと上げて笑った。

男も女もコロっと堕とす、悪い顔。
そして僕に唇を寄せながら、甘ったるい声で囁いた。


「チャンミン…お前が脱げよ」


僕は脱ぐだなんて言っていないのに、どんどんボタンが外されていく。
最後のボタンに手をかけられたとき、我に返って言葉を発した。


「…こ、ここは公平にじゃんけんしましょう!」


苦し紛れに出た提案。
ユノの手が止まる。
僕はすごく、ものすごく、ほっとした。

しかもユノは


「いいぜ?」


自信あり気な顔で了承した。

でも気付いていますか。



「じゃぁ、負けた方がされる側でいいですね?」
「うし」



ユノヒョンは



「「 じゃんけん、ぽんっ! 」」



じゃんけん弱いって。



「なぁぁーっ!!」

言葉にならない言葉を発して、ボフっとベッドに沈んだのは
もちろん、ユノだった。



「はい、じゃぁ、続…」

頭を抱えていた手をぱっと外すと、ユノは指を3本立てて、僕に突き出した。

「たんま!! 3回勝負!」

ユノが必死すぎて、僕は笑ってしまった。
でも、

「負けを認めないなんて男らしくないですよねぇ」
「……」

首を傾げてにっこりしながらそう言うと
しょんぼりして指を引っ込めるユノ。
そして、


「にゃぁーぁぁーぁぁあー…」


再び言葉にならない言葉を発して、顔を覆った。





勝負を制したのは僕だった。










続く


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やらしいことがさらっとできちゃうのは、チャミ様なんだなー。
悪い顔をしたユノに迫られると弱いのにね!(笑)
そしてユノはスイッチ入った強気チャミ様に迫られると照れちゃうよね~負けちゃうよね~

…完全なる妄想の世界です。ご容赦ください。

あと、言いたかった!
自分で書いてていうのもなんですが、チャミ様のマイ激萌え台詞がこのお話の中にあります♪(笑)

そして、こっそり…ファンミ、当選しました\(T▽T)/うぅ…
初めて…初めて、生神起に会えるーっ!!高まるぅぅーっ!!
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コメント

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| 2013.10.02(Wed) 19:28:14 | | EDIT

良いですねぇ♪

もう、この展開たまりませんわ(*^^*)

イケイケ、チェガン・チャンミン(笑)
って、主様の萌えセリフって、男らしくないですねぇ…かなぁ?
もしかして、もっとマニアックな所ですか?
あぁ、ユノはどうなるんでしょう?
なんか、超越してますねぇ!
どんな展開でも、楽しみに待ってます(^^)
ステキなお話をありがとうございます(^-^)v

スカイ | 2013.10.03(Thu) 20:52:22 | URL | EDIT

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| 2013.10.03(Thu) 22:47:27 | | EDIT

ありがとうございます。

>蒼** さん
コメントが初!!ありがとうございます~!!うんうん、分かります。コメントって緊張しますよね…
わたしもなかなか書く勇気を出せない奴です。全然失礼なことなんてないですよ!
むしろ、コメントを頂くと、めちゃめちゃ嬉しくなります♪
続きも楽しみにしてくださっているようで、恐縮です(>▽<)週1で更新できるように頑張ります!

YUKA | 2013.10.06(Sun) 00:35:48 | URL | EDIT

ありがとうございます。

>スカイさん
イケイケ、チェガン・チャンミン!右に同じく(笑)こちらこそいつもありがとうございます!
R18ではないので、なんだか期待に応えられる気がしないのですが…そういっていただけると、
続きが更新しやすいです(笑)
萌え台詞はマニアックなのでしょう…次回もチャミ様に言っていただきますw

YUKA | 2013.10.06(Sun) 00:44:16 | URL | EDIT

ありがとうございます。

>ま**さん
おお!ミンホ最強いただきました!!ありがとうございます(笑)
この展開は、僕らの、01からはじまり、長かった…ってところですねぇ。
思えばいちゃラブが好きなくせに、あんまりいちゃラブしてくれなかった二人にようやく!!
ご期待に応えられる展開だといいのですが(^^)

YUKA | 2013.10.06(Sun) 00:47:53 | URL | EDIT

拍手コメントありがとうございます。

>あるある***さん
人物評、まったく同感です!!むしろ言葉で説明してくださって、そうだよ!そうそう!!って
私が凄く納得しちゃいました(笑)なんかものすごくテンション上がりましたvありがとうございます!!
ミンホラバーは二人にそんなイメージを抱いている人が多いのかなーって思いました。
お話の展開もチャミ様は行ってくれると思うので、ぜひまた行けーっと風を送ってあげてください(笑)

YUKA | 2013.10.06(Sun) 00:59:59 | URL | EDIT

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| 2017.06.19(Mon) 15:05:40 | | EDIT

ありがとうございます。

>桃さん
はじめまして、管理人のYUKAです。いやはいや、ご指摘ありがとうございます。
他にも誤字脱字があるのですが、申し訳ございません、放置しておりました(笑)
でも、誤字脱字に気付くくらいちゃんと読んでいただけたなんて…書き手としてはめっちゃ嬉しいです!!
ありがとうございます。
文才なんぞないに等しいと思っておりましたが、ちょっと自信がつきました(笑)
調子に乗りながら更新がんばりたいと思います!!また遊びにいらしてくださいね~ん♪

YUKA | 2017.06.25(Sun) 19:19:10 | URL | EDIT
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YUKA

Author:YUKA
ある日突然、ユノに恋をしました。
気付けば、チャンミンに構って欲しいユノと、ユノの側にいてくれるチャンミンの図に、萌えまくっていました。腐り具合は、きっとこれから進行してゆくのでしょう。

東方神起ありがとう!

「東方神起 RISE AS GOD」
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素敵な画像をお借りしました。
ありがとうございます。
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