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音楽が体中に響いてきて、僕の中で溶けていく。
それが声と混じり合い、全身から放たれる感覚。

目線の先にある指先。
右手、左足、背中、右肩、つま先まで、
一寸の乱れもなく、想いのままに動く。
狂いなくリズムとぴったり重なった。

さらに全身の感覚が研ぎ澄まされてゆき、
周りがちゃんと見えてくる。

ユノは、いつもの見守るような優しい表情はしていなかった。
思い詰めたような顔をして、じっと僕見つめている。

けれど、不安はない。
それだけのことをしてきた。


だから僕は、全身で訴えかける。





届いていますか? 
伝わっていますか?


これが、僕のすべてです。










     【僕らの、/06-3.】










…いつの間にか音楽が止んでいた。

そこではじめて、曲が終わったことに気付く。
さっきまでと同じ、シンとした空間に戻っていた。
ただ、違っているのは、今度は僕の荒い息づかいだけが響いていることだ。

ユノは先ほどと同じ。
思い詰めたような顔をしてる。

それが何を意味しているのかわからない。
けれど何でもよかった。


ユノの方へ一歩踏み出す。
足が重い。
さっきまでは、重力すら感じなかったというのに。
それでも何でもないふりをして、側に寄る。

ユノの瞳に僕が映っていることが確認できる距離まで来ると、
膝をついて、目線の高さを合わせた。


「ヒョン……」


目の前に僕がいるのに、呼ばれて初めてそのことに気付いたように
ビクっと肩が揺れた。

ゆっくりと僕の顔に焦点が合う。
ユノの瞳に映っているのも、頭の中にいるのも、今は僕だけだ。


まだ整わない呼吸を無理やり押さえつけて、
今度は言葉で訴えかける。





「…僕の存在は、自信になりませんか?」





ユノは、ここで初めて僕の行動と言葉を正確に受け取ってくれたのだろう。
大きく目を見開いた。








5人での活動が停止してから、何もできなかった。
何をしていいのかすらわからなかった。
歯止めの利かないバッシングのなか、居場所が奪われていく。

僕はユノとふたりっきりになってしまった。
そして、僕らはただの練習生になった。
東方神起には、誰もいなくなった。


あの頃の辛さは…誰にも…ユノですら分かってはもらえない、そう思っていた。
でもそんな僕にユノは、

ベッドから起き上がりたくないときも、
ご飯を食べたくないときも、
雨を音を一日中聞くだけだった日も、

ただただずっと、心に寄り添っていてくれた。

僕が僕に戻れたのは、他でもない、そんなユノがいたから。

厳しい人、
慕った。

強い人、
憧れた。

努力の人、
尊敬した。

輝く人、
眩しかった。

この人がいれば、大丈夫だと思えた。
ユノが、僕の自信になった。



東方神起を守ると決めた時だって、そう。

リードボーカルが抜けて、一番上と下だけ。
あの、完成されたハーモニーを再現できるわけない。
5人こそが東方神起。
世間の目を覆すことができるわけない。

できないことだらけ。

けれど、僕らならできないことなんかない。
世界に証明してみせる。


そう思えたのも、ユノがいるから。
いつでも僕の自信を支えてくれたのは、ユノだった。



だから僕も、ユノの自信を支えられる存在でありたい。








「…………なった……」

潤んだ声がした。
いつの間にか、ユノの瞳にはあふれそうな雫が溜まっている。

「……自信になったよ、チャンミン…」

瞬きをした瞳から、雫がこぼれ落ちるより先に
僕はユノを抱きしめた。









再び訪れた静かな空間。

ただ違っているのは、僕の気持ちの在り方。
“正解”と“不正解”をはき違えていた。


僕にとっての“不正解”とは、
ユノに僕が必要なとき、何もできないこと。

僕にとっての“正解”とは
ユノのためにできる、最善を尽くすこと。


そのためにもユノへの気持ちは、
このまま心の中心に、在ればいいと思うんだ。








end..


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ウェ。初めて見たのはMステだった。
記憶にある。

でもファンになったのはずっと先。
興味を持ってから初めて見た、ウェ。

ユノは男っぽさ全開でハートを持ってかれた。
チャンミンは、ほんと、なんてゆうか、死ぬほどカッコよかった…
そしてユノのセクシーすぎる表情と動きにメロメロになり、
チャンミンの可愛いすぎる仕草にもうダメだと思いました(笑)

って、毎日見てるし聞いてるし、メロってるけどね!(笑)
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コメント

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| 2013.12.11(Wed) 12:23:19 | | EDIT

ありがとうございます。

>リリィ さん
こんばんは、はじめまして!きお様のところからですか!ありがとうございます(^▽^)
コメントを頂いたあたりは結構重いお話で、苦手な方が多いのかなと感じていたので、お話を気に入っていただけて…しかも小躍りしてしまいそうなお褒めを言葉まで!!重ねてありがとうございます~!
ラストまで辿り付けたでしょうか!?最後まで楽しんでいただけていたら、嬉しいかぎりです。

YUKA | 2013.12.12(Thu) 01:48:14 | URL | EDIT
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YUKA

Author:YUKA
ある日突然、ユノに恋をしました。
気付けば、チャンミンに構って欲しいユノと、ユノの側にいてくれるチャンミンの図に、萌えまくっていました。腐り具合は、きっとこれから進行してゆくのでしょう。

東方神起ありがとう!

「東方神起 RISE AS GOD」
「東方神起 LIVE TOUR 2015 WITH」




素敵な画像をお借りしました。
ありがとうございます。
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